2005年10月15日

引っ越し完了

引っ越しましたー。

本当は先週の3連休にする予定だったけど雨だったので延期。今日も降りそうだったので朝のうちにとっとと運んじゃいました。つかオイラ免許ないから運んでもらった。親に。回転寿司と引き替えにな。(…)

んで部屋の詳細ですが、洋室8畳の1DK。エアコンつき。風呂はユニットバスだがまーいいや。押入がちゃんと一間あるのがヨイ。ドアチェーンもあるしな。
立地は本&レンタル屋の目の前で近所に病院とホームセンターとコインランドリーもあり。もうちょっと行くとスーパーと百円ショップ、当然コンビニも。

…一番近いコンビニに行くのにバス停四つ分の急な坂(つか山だ山)を降りなければならなかった実家とは大違いです。まあ行きはいいけど帰りは延々自転車押しですよ。しかし今度の部屋は平地!店もいっぱい!これでアイス買っても溶けないよ!もうすぐ冬だけどな!(ちなみに距離的には実家から車で5分程度。つまり山を降りて線路を越えただけで一気に文明圏…)

で、そんなステキマイルームのお家賃ですが。


三万二千円。


…いやこれには自分でもびっくりさ。築17年とはいえ、まさかマンションと名のつく物件の二階にこんな値段で入れるなんてな。

えーと実は不動産屋で調べた時には三万五千円だったんです。これでも十分安いけど、しかし一階だと三万円ポッキリ。この差はでかい。一年で六万だよ。


俺「あー三万五千円はちょっと高いですねー。一階でいいです」
不動産屋「女の人にはやっぱり一階はおすすめしないんですが…」
俺「でも安ければ安いほどいいんで」
不「じゃあもっと安くならないか家主さんに交渉してみます


…まじすか。


そして次の日。

不「家主さんにお話したところ、三万二千円でいいということでした」


…まじすか!


いやもう神。不動産神。つかよっぽど借り手がいないんだな…。みんなも部屋借りるときはビンボーアピールするといいぜ!(なお、場合によっては逆効果なので自己責任でお願いします)


不「ちなみに古くからいる方のお家賃は四万五千円で、そのほかの皆さんも四万円台の方ばかりです。三万円台で入っている方は他にいないので、他の部屋の方には内緒にしておいてくださいね…」


漢と漢の約束だ!

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2005年10月09日

YOUNG YOU休刊

本屋行ったらヤングユーの表紙に「二十年のご愛読ありがとうございました」の文字が。そうか二十周年かー、しかしまるで休刊するみたいな書き方だなー、と思いつつページをめくると


本当に休刊でした_| ̄|○


ヤングユーはこの手の「大人向け少女漫画誌」の草分けだったのですが、確かに最近は他誌に比べてちょっと地味だったからなあ。それに人気のある読みきりシリーズ物がなかなか「終わらせてもらえない」のも、今にして思えばやばかったのかも。

これから山場と思われた池谷理香子の連載があっさり打ち切りでびっくり。でもこの人は読みきりはいいけど長期連載になるとどうも行き当たりばったり的なグダグダさが出てくるので、人気があるからとずるずる連載を延ばされるよりよかった…と思いたい。この最終回自体は「えぇぇー…?」な話だったけどな…_| ̄|○

その他の連載はYOUとコーラスに分かれて続くようですが、やっぱりこの二誌に挟まれて読者の差別化ができなかったのが敗因なのかなー。最近の柱だったハチクロはコミックス派が大半だろうし。

つか、個人的には山下和美がいなくなったのが痛かったなあ。あと槇村さとるが何だか迷走しているのもなー…。
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2005年10月02日

仮面ライダー響鬼「恋する鰹」

えーと私は別にスタッフ交代に関しては何の拒否反応もなく、むしろ物足りなかった部分を補ってくれるんじゃないかと期待していた口なんですが、それでも今回ばかりは声を大にして言わせてもらおう。


キャラが違う…。


何で突然トドロキと日菜佳の立場が逆転してんだよう。日菜佳が一方的に押せ押せでトドロキはそれに困り気味(そのくせ都合のいいときだけ頼ってくる)ってのがあの二人の関係だったんじゃないのか。今まで恋は盲目っぽかった日菜佳が何でいきなりトドロキの性格について文句言い出してるんだよ。今までの日菜佳なら鰹貰って大喜びだろうに。
それにあきらも何急に弱音吐いてんだ。どうしたんだいきなり。

…あのさあ、井上氏ってもしかしたら旧スタッフによる響鬼キャラの描き方が嫌いなんじゃないか…(苦笑)

どうもキャラの性格に関する批判…とまではいかなくても、突っ込み的な台詞が目立つんだよなあ。明日夢に対する桐矢の「つまらない人間」発言とか、小暮氏の言動とか、今回の日菜佳のトドロキ批判とか、みどりさんのヒビキさん評「男としての弱さがない」とか。

確かにかつての響鬼キャラの関係性はお互い絶賛しまくるだけのぬるーいものだったから、それを壊したいって気持ちはわかる。わかるけど、あまりにもやり方が露骨すぎるんじゃないのかこれは。

まあ、オープニング変わってエンディングも消えて「完全新生」ってことなんだろうけどさあ…。しかし現スタッフで最初から世界観を作り上げてたんならともかく、旧スタッフが作ってきた響鬼の世界観を引き継ぐのは、白倉井上コンビには合わないんじゃないかってのが今回の正直な感想。オイラ別に高寺シンパじゃないしどっちかっつーと白倉氏のヒーロー像に共感するところ大なんだけど、そう思ってしまうよ。

あー東映上層部も罪なことするよなあ。高寺響鬼ファンに対しても憎まれっ子にされた白倉氏に対しても。つか、そもそも高寺氏が予算と納期を守っ(略)

2005年09月28日

わあ大変だ

大変だ!すっかり決定気分でいた例の物件をキャンセルする羽目になっちまった!

例の物件とはほら、ちょっとアスベストっぽい物が見えていたあそこだよ。無駄にでかいいつの時代のかわからん3ドア冷蔵庫が備え付けてあったアパートだよ。
なんかねー、家賃入金はカードじゃなきゃいけないんだってさ。しかし私はカードを持たぬ身、つーか持てぬ身(まあ察してくれ諸事情を)ゆえに何とか銀行振込にできないっスかねえ、とお願いしていたところだったのですよ。その回答が今日返ってきまして、やっぱ駄目ですと。だったらその場で即答しろよ気ィ持たせんなよ。ウボァー。

そんなわけで仕事を終えたその足で自転車こぎこぎ行ってきましたよ別の不動産屋に。即見つけましたよナイス物件。早っ。俺を動かすのは衝動(と成り行きと8月31日的切羽詰まり具合)だけだ。すみません勢いだけで乗り切ってます昭和の時代から。無駄に年期の入った何も考えなさです。

つか、今度のことで俺は学んだひとつ賢くなった。家賃半額キャンペーンとか敷金礼金なしとかの甘い言葉に釣られちゃ駄目だ。確かに敷金礼金といった名目の金は取られないが、代わりに仲介手数料だの室内消毒料だのという得体の知れない金を払うことになるんだ気をつけろみんな。普通の地道な不動産屋の地道な物件が一番だ。当然安ければ安いほどいいぜ。(…)

という感じで見つけた物件を、明日仕事早退して見てきます。←見るなら明るいうちに来いと言われたので。物件の詳細についてのレポは後日。
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2005年09月27日

かかったかなーと思ったら

季節の変わり目は風邪を引きやすいですが皆様お元気ですか。かく言うワタクシも昨日は一日中くしゃみ鼻水寒気が止まらなかったので、本格的に風邪を引く前に治そうと仕事帰りに以下のものを購入。

■ドリンク剤二本
■ビタミンC顆粒一箱
■おつまみにんにく二袋

まず買ったその場でドリンク剤一本とビタミンCとにんにく一個飲み食い。帰宅して食後、にんにく一袋を一気食い。(…三個ぐらいにしとこうと思ったんだけど止まらなかったんだよ!)さらにドリンク剤とプロポリスと風邪薬とビタミンC飲んで就寝。


朝、完治。


…しかし色々飲んだのでどれが効いたのかわかんねーや。(…)

ちなみにワタクシ、かつてしつこい風邪が焼肉食ったらあっさり完治したり(いつの時代の人だ俺)、高熱と下痢で寝込んだ折に「この熱は体が病原体と戦っている証!熱で菌退治だぜ!」と薬も飲まず葡萄ジュースとバナナだけしか口に入れずにいたら次の日すっかり元気になっていたり、という経験がございます。

そんな俺の健康モットー。
こじれる前に肉を食え。
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2005年09月25日

ファイズフォンキター!

みんな!ドコモ使ってるか!?

まずはこいつを見てくれ。話はそれからだ。
http://www.bandai-net.com/corporation/release/release.php?id=410

>【555】スタンディングバイ(変身)
>仮面ライダー555に変身するためのコードです。
>「スタンディングバイ」と応答があった後に、「変身!」と大声で叫んでから
>携帯端末を閉じると変身が完了します。

しかもジェットスライガーまで呼べる…らしいぜ(笑)


それにしても、555関連グッズって本当に色々な玩具展開(大人向け含む)しやすいんだなあ。

2005年09月19日

FF7AC発売記念セフィロス祭り・その2+α

FF7アドベントチルドレン発売を記念して、昔のサイトで発表したアホ文を晒してみる祭りパート2。しかし実はDVD買ってません。某さん、555&イケメン新選組のDVDと交換で貸して下さい。(…)

<吉野家セフィロス>

そんな事より母さんよ、ちょいと聞いてくれよ。星を奪ったアイツラとあんま関係ないけどさ。
昨日、近所のニブルヘイム行ったんです。ニブルヘイム。
そしたらなんか魔晄炉の中に変なものが入ってるんです。
で、よく見たらなんか神羅屋敷の地下室の本に、ジェノバプロジェクトのことが書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、ジェノバプロジェクト如きで普段来てないニブルヘイムに来てんじゃねーよ、ボケが。
ジェノバプロジェクトだよ、ジェノバプロジェクト。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でニブルヘイムか。おめでてーな。
よーしパパジェノバ細胞入れちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、母に会いに行くから星を返せと。
ニブルヘイムってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
村を燃やされてぶち切れた奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。変態科学者は、すっこんでろ。
で、やっと母さんの所に来たかと思ったら、隣の奴が、俺の悲しみはどうしてくれる、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、俺の悲しみはどうしてくれるなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、俺の悲しみはどうしてくれる、だ。
お前は本当に悲しいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、俺の悲しみはどうしてくれるって言いたいだけちゃうんかと。
ニブルヘイム通の俺から言わせてもらえば今、ニブルヘイム通の間での最新流行はやっぱり、
セトラ、これだね。
クックック…セトラ…母さん…。これが通の頼み方。
セトラってのは選ばれし者。そん代わり星を奪われた。これ。
で、それにクックック……母さん…。これ最強。
しかしこれを頼むと次から魔晄炉に突き落とされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、オレと一緒に記念写真でも撮ってなさいってこった。

<吉野家クラウド in ミディール診療所

そんな…事より…宝条博士よ、ちょいと聞いてくれよ…。リ、リユニオンと…あんま関係ないけど…。
このあいだ…近所の…北の大空洞行ったんです…。うあ…北の…大空洞…。
そしたら…なんか…黒マントの人が…めちゃくちゃいっぱいで…倒れてるんです…。
で…よ、よく…見たら…なんかセフィロスが素っ裸で…魔晄漬けに…なってるんです…。
もうね…アホかと…馬鹿かと…。
お前らな…素っ裸のセフィロス魔晄漬け如きで…ふ、普段来てない北の大空洞に…来てんじゃねーよ……ぐげ。
す、素っ裸のセフィロス魔晄漬けだよ…素っ裸のセフィロス魔晄漬け…。
なんか…親子連れ…とかもいるし…。一家4人で北の大空洞…か…。クックック…おめでてーな…。
よ、よーし…パパ魔晄を取りつくしちゃうぞー…とか…言ってるの…。もう…見てらんない…ウヘヘ。
お…お前らな…黒マテリアやるから…セフィロス、姿を見せてください…。
北の…大空洞ってのはな…も、もっと…殺伐としてるべきなんだよ…。
クックック…黒マテリア…を、渡さない奴と…い、いつ喧嘩が始まっても…おかしくない…、
刺すか…刺されるか…そ、そんな雰囲気が…いいんじゃねーか…。女子供は……ぐげ。
で…やっと逢えましたねセフィロス…と思ったら、と…隣の奴が、セフィロスコピーインコンプリートナンバリング無しとか…言ってるんです…。
そ…そこでまた…ブチ切れですよ…。
うあ…あのな…セフィロスコピーインコンプリートナンバリング無しなんて…俺は気にしてない…というか…途中から聞いていなかった。
と、得意げな顔して…何が、セフィロスコピーインコンプリートナンバリング無し、だ…。
お…俺は、本当に俺は人形なのかと…問いたい…問い詰めたい…小一時間……お、俺は…!?
お前…セフィロスコピーインコンプリートナンバリング無しって…い、言いたいだけちゃうんかと…。
も、元ソルジャークラス1stの俺から…言わせてもらえば…今、元ソルジャークラス1stの間での…最新流行は… 黒マテリア、これだね…。
黒マテリア、持ってきました…。これが…通の頼み方…。
黒マテリアってのは…クックック…メテオよぶ…。そん代わり、あとは俺が…やります。
で…それに…セフィロスがくれたおくりもの…。これ最強…。
うあ…しかし…これを頼むと…次から…失敗作呼ばわりされるという危険も伴う…諸刃の剣。
素人には…お薦め出来ない…。
まあ、お前ら…ド素人は……俺にも、ナンバー下さい。ぐげ。
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2005年09月18日

貧しい三連休

オルテガ!マッシュ!会社に財布忘れたぞ!

…何を錯乱してるんだ俺。いや三連休と三連星って似てるよね。ね。(…)


…あーそうだよ最近オープンした店の饅頭が食いたかったんだけど木曜に残業だったから定時で帰る同僚に買ってもらったんだよ。んで金曜にその代金を渡して財布をその場に忘れてきちゃったんだよ饅頭は持って帰ったのにな。

…以上のことに気がついたのが土曜の夜八時。もう休日出勤の人もとっくに帰っている時間。そして今日会社まで行ったものの、誰も出てきてないので入り口閉まりっぱなし。多分明日も誰もいないよ会社。ああ財布!俺の財布!現金は千円ちょっとしか入ってないけどな!(…)

そんなわけで今日ネットカフェで色々更新しようと思ったのに駄目でした。明日何とか会社に入れたらどうにかします…。のだめ新刊も買いたいよー…。
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2005年09月16日

FF7AC発売記念セフィロス祭り・その1

FF7アドベントチルドレン発売を記念して、昔のサイトで発表したアホ文を晒してみる。

<セフィ太郎>

 昔々あるところに、宝条じいさんとルクレツィアばあさんが住んでいました。
 苗字である「宝条」にじいさんをつけるのは変かもしれませんが、名前がわからないのだから仕方ありません。ちなみに作者は「博士」と書いて「ひろし」と読む説を強固に主張していますが、「ジェノバ=古代種」説並みに説得力がないのでとりあえず宝条じいさんで通します。
 ちなみに妻であるルクレツィアばあさんは、一見若々しく見えますがこれは美と健康を保つと言われるジェノバをよく食べているせいであって、実際には五十路を超えています。そして昔話の時代の五十代は、当時の平均寿命から言って立派な老人です。

 ある日のこと、宝条じいさんは山へサンプル採取に、ルクレツィアばあさんは川へサンプル採取に行きました。二人は科学とか実験とか改造とかいう言葉に心ときめく似たもの夫婦だったのです。きっと学研の学習と科学では科学の方を熱心に読んでいたに違いありません。そして幼き日の作者のように、付録の蟻の飼育観察セットの使用方法を間違って大量の蟻を埋め殺してしまったこともあったかもしれません。人はそんな辛い思い出を乗り越えて大人になるのです。

 さてルクばあさんが川へつくと、上流から大きなジェノバがどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
 ルクばあさんはジェノバが大好物でしたので、さっそく川に入ってジェノバを引き上げ、どっこいしょと担いで家まで持って帰りました。
 ところが、この様子を木の陰からじっと見つめている人物がいました。ルクレツィアばあさんにずっと懸想している、隣のヴィンセントじいさんです。
 ヴィンセントじいさんは赤と黒の、まるでガンダムのシャアか昔のヤンキーのような極端な色彩センス(例・金八先生の沖田浩之。関係ないけど金八先生が一発変換できて驚く作者)の服装をしているにもかかわらず、存在感が非常に薄いというある意味珍しい人物です。普段はいるのかいないのかわからない薄暗い性格をしていますが、こういう人に限って切れると怖いのです。事実、切れたヴィンセントじいさんが獣に変身してちゃぶ台をひっくり返すところを目撃した人もいます。きっとその後我に返って一人黙々と散らばったごはんを片付けたことでしょう。切れるとかっとなって自分をなくすタイプの人にありがちなパターンです。いっそ獣ではなくケダモノに変身した方がルクばあさんも幸せだったかもしれま…おっとこれはよい子の昔話でした。失礼失礼。

 ヴィンセントじいさんは、ルクばあさんがあのジェノバを食べると何かとても恐ろしいことが起きるような気がしていましたが、何しろ薄暗い性格なので特にこれといった行動も起こさず、ただ木陰でうつむきがちに
「彼女が幸せなら……私は……かまわない」
 と一人納得したんだか負け惜しみなんだかわからない言葉をつぶやいてとぼとぼと家に帰り、そのまま蔵に引きこもってふて寝してしまいました。しかしもともと存在感がほとんどなかったため誰にも気づいてもらえずに、結局そのままみんなから忘れ去られてしまいました。

 一方、家に戻ったルクばあさんはさっそく宝条じいさんと二人でジェノバを食べました。
 ここだけの話ですが、と言いつつインターネットなので全世界に向けて発信してしまいますが、ジェノバには回春効果もあるのです。そんなわけでジェノバを食べた二人は何だかついついその気になって、その晩は久しぶりに頑張ってしまいました。強引な展開と思われるかもしれませんが、昔話の桃太郎はもともとこういう話だったのです。昔の人は偉大ですね。

 さてそんなわけで頑張った甲斐あって、ルクばあさんは見事に身ごもりました。そして月満ちて男の子を出産しました。ものすごい高齢出産ですが、ジェノバのおかげで肉体的にはピッチピチですので、どうということはありません。
 生まれた男の子には「セフィ太郎」という名前がつけられました。名づけたのはもちろん、センスがないことで有名な宝条じいさんです。セフィ太郎はすくすくと育ち、身長も態度もこれ以上ないほど大きくなりました。そして遅い反抗期を迎えたのです。

 セフィ太郎は自分が両親、特に父親にまったく似ていないことにつねづね疑問を抱いていました。そして自分に「セフィ太郎」などという非常にセンスのない名前をつけた宝条じいさんを軽蔑するようになりました。
 ことあるごとに反抗的な態度をとるセフィ太郎に業を煮やした宝条じいさんは、セフィ太郎にちょっとお灸をすえてやろうと思い、ある日こう言いました。

「セフィ太郎、お前は私たちの子ではなくジェノバから生まれたのだよ……クックック……」

 これをセフィ太郎は頭から信じてしまいました。ちょっと考えれば、いや別に考えなくてもジェノバから人間が生まれるなどあるはずがないとわかりそうなものですが、セフィ太郎は極めてシンプルな頭脳の持ち主で、しかも非常に遅い思春期だったのです。
 普通の反抗期の若者ならば、ここで盗んだバイクで走り出したり校舎の窓を叩き割ったりするところでしょうが、さすがは身長も態度も極めて大きいのに反比例してシンプル極まりない頭脳のセフィ太郎。いきなりブチ切れて村中の家に火をつけて逃げ去ってしまいました。大迷惑です。ちなみに蔵に引きこもったままのヴィンセントじいさんがこの大騒ぎの中でも平気で爆睡していたことは言うまでもありません。

「クックック…私は神だ」

 とうとう行くところまで行ってしまったセフィ太郎。しかも笑い方が父親の宝条じいさんにそっくりです。ちなみに作者の弟も父親とはまったく似ていませんが、笑い方だけはそっくりです。息子の笑い方は男親に似るのでしょうか。それこそがセフィ太郎が宝条じいさんの息子だという証拠なのですが、当のセフィ太郎にはそんな自覚はまったくありません。自分はジェノバから生まれたものと信じ込んでいます。頭脳のシンプルさもいいかげんにしてもらいたいものです。

 そんなシンプルブレイン・セフィ太郎は、「母さん…もうすぐだよ」などとうわごとを言いながらどこにあるとも知れぬ約束の地を目指します。噂によれば、そこはジェノバの繁殖地らしいのです。本当にジェノバが母親だと信じ込んでいますよこの男は。本当の母親であるルクレツィアばあさんはセフィ太郎が村中に放火して回ったせいで大迷惑を被っているというのに、そんなことは知ったことではありません。ただひたすら「こんなに傷ついちゃった繊細で不幸な俺」に酔いしれるという思春期の典型的パターンに陥っています。





もういい年なのに。




 さて、そんなセフィ太郎が「日本一」ならぬ「侍餌乃罵(ジェノバ)」の旗を背中にくくりつけて旅をしていると、ツンツン頭の犬が声をかけてきました。
「セフィ太郎さんセフィ太郎さん、正宗につけたマスターマテリア、ひとつ俺にくださいな」
 クラウドというその犬は、うっとりとあこがれの目でセフィ太郎を見つめて尻尾を振りまくっています。まるで皆さん二人の関係についてどうぞあらぬ誤解をして下さいと言わんばかりの態度です。
「セフィ太郎さん、マスターマテリア……」
 クラウドがメニュー画面を開いて正宗からマテリアを外そうとすると、セフィ太郎はマテリアを渾身の力で押さえつけて無言で睨みつけました。たちまちクラウドは尻尾を巻いて後ずさります。
「マテリアはやらん。そのかわり手下になれ」
 論理がむちゃくちゃです。本当に科学者の息子でしょうか。
 ところがクラウドはそれを聞くと大喜びで尻尾を振りました。危険な犬です。

「黒マテリア、持ってきました……」

 しかも自ら貢ぎ物までしています。裏の畑に埋めてあった宝物の黒マテリアです。もっとも犬が持っていても使えませんから人にあげて正解かもしれません。しかしセフィ太郎はご存知の通り、シンプル極まりない頭脳にして行くところまで行ってしまった人物です。いいのでしょうかこんなことで。
「クックック……いい子だ」
 セフィ太郎はこの貢ぎ物に喜んで、あらぬ誤解を受けそうな科白を吐きました。すると突然クラウドが暴れだしました。狂犬病でしょうか。
「俺は……黒マテリアを…?俺は…俺は〜〜っ!!」
 クラウドが暴れまわっていると、どこからともなく一匹の猿が現れてクラウドを巨大な剣でぶちのめして気絶させました。
「誰だ貴様は」
「クラウドのトモダチだ!」
 猿は言いました。はたして友達が巨大な剣で戦闘不能になるほど思い切りぶちのめすだろうかという疑問は残りますが、男同士の友情とはそういったものなのかもしれません。自信はありませんが。

 ザックスと名乗ったその猿が言うには、クラウドは昔の飼い主が魔晄という禁止添加物入りのドッグフードを与えたせいで時々とてもやばい状態になるのだそうです。してみるとおそらく、先ほど黒マテリアを貢いだときもやばい状態だったのでしょう。ちなみに魔晄入りの餌を与えた昔の飼い主というのはほかならぬ宝条じいさんなのですが、そんなことはセフィ太郎は知ったこっちゃありません。
「とりあえず、こいつが心配だから俺も一緒に行く」
 ザックスは言いました。ああ、何という熱い友情でしょう。あらぬ誤解を受けてしまいそうなぐらいの熱さです。それにしてもようやく常識人(猿?)のキャラが出てきて作者もひと安心です。

 一方、セフィ太郎はその特殊な性格のせいで今まで友達がいない人生を送ってきました。内心ザックスの熱い友情にぐらぐら来ていますが、平静を装ってこう答えました。

「そうまで言うなら家来にしてやろう。それから今後私のことはセフィロスと呼べ

 セフィ太郎は「セフィ太郎」というセンス皆無でダサダサの名前ではなく、自分で考えたセフィロスというかっちょいい名前で呼んでもらいたかったのでした。そして「私のことはセッフィーって呼んでネ☆」などというフレンドリーな関係にあこがれていたのです。

 こうしてセフィ太郎とクラウド、ザックスは一緒に約束の地を目指すことになりました。しかし肝心の約束の地がどこにあるのか、誰も知りません。
「誰か約束の地を知ってる奴に道案内してもらった方がいいんじゃないのか?」
 ザックスがもっともなことを言います。セフィ太郎は今の今までそんなことは思いつきもしませんでした。
「いいだろう。誰が知っているのだ」
「確か、雉のエアリスが知っているはずだ」
 顔の広いザックスが答えます。こいつを家来にして正解だった、セフィ太郎は自分の人を見る目の確かさに惚れ惚れしましたが、別にザックスが自分からついて来たのであってセフィ太郎の人選とは関係ありません。しかしそこは行くところまで行ったセフィ太郎ですから、ものごとを自分の都合のいいように受け取るのはお手のものです。

 こうしてセフィ太郎一行は、雉のエアリスが住む村へと向かいました。村へ着くと、ちょうどエアリスがこちらに歩いてくるところです。セフィ太郎がずかずか近づいていくと、エアリスのリボンに見たこともない大きなマテリアがついているのが見えました。
「娘、そのマテリアをよこせ」
 いきなりカツアゲです。当初の目的を完全に忘れ去っています。
「これは母さんの形見なの。それよりお花はいかが?1ギルよ」
「それよりマテリアをよこせ」
「そんなことよりお花はどう?」
「どうでもいいからマテリアをよこせ」
 両者一歩も引きません。最強対決にクラウドとザックスはおろおろするばかりです。

「……私の邪魔をする気か」

 いきなりセフィ太郎が切れました。正宗をかついでえっちらおっちら木に登りはじめます。賢明な読者の皆さんはセフィ太郎が何をしようとしているかおわかりですね。昔話につきものの残酷描写というやつですが、さすがに作者もあのシーンをお笑いのネタにすることはできません。その後雉鍋が出てきたりするともう最悪です。なのでここはザックス君に頑張ってもらいましょう。クラウド君は呆然とするばかりで役に立ちませんから。

「わー!ちょっと待てセフィロス!」
 セフィ太郎が何をする気か悟ったザックスが慌てて止めました。セフィ太郎はセフィロスと呼ばれてちょっといい気分だったので、素直に従いました。
「なんだ。手短に言え」
「いや、いくら何でもそれはまずいだろう、それは」
「……鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
「いや雉だし!ってそうじゃなくて……」
「雉も鳴かずば撃たれまい……」
 さっきと言っていることが矛盾しています。しかしそれを突っ込むと今度は自分の命が危ないような気がしたので、ザックスはそれにはあえて触れませんでした。
「エアリスに道案内してもらうんだろ!?」
「おお、そうだったな」
 セフィ太郎はハタと手をたたきました。が、木に登っている途中でそんなことをしたので、そのまま勢いよく落下してきました。正宗はエアリスのわずか数センチ手前に突き刺さります。
「というわけで約束の地まで道案内してもらおうか」
 有無を言わさぬ態度でセフィ太郎が言います。その後ろでザックスが両手をあわせてお願いポーズをしています。エアリスは仕方なくうなずきました。
「……そのかわりお花買ってね」
 こうしてエアリスも仲間になり、ドリームパーティーの完成です。その代償としてクラウドとザックスが大量の花を買わされましたが、そんなことでこのミラクルパーティーが完成するならば安いものです。

 こうして一行は、エアリスの案内でどうにか約束の地らしき場所へたどりつくことができました。
「ナンバー下さい……ぐげ
 クラウドがまたやばい状態になっています。セフィ太郎はセフィ太郎で一人ご満悦です。
「クックック…リユニオン」
 こうなるとザックスとエアリスは蚊帳の外です。セフィ太郎は正宗をぶんぶん振り回しながらずんずん山を登っていきます。クラウドもうつろな目でぶつぶつ謎の言葉をつぶやきながら後に続きます。悪夢のような光景です。

 やがて一行は巨大な穴の中にたどりつきました。まわりに魔晄が湧き放題で、ビッグでラージでヒュージなマテリアもごろごろ転がっています。しかし噂のジェノバは見当たりません。

「ママー!どこにいるの、ママ〜〜!!」

 デパートで迷子になった幼児のようにセフィ太郎が泣き喚きはじめました。ちょっと想像してみて下さい。黒マント姿のばかでかい男が長大な日本刀をぶんぶん振り回しながら地べたに転がって泣き喚いているのです。クラウドもこれにはさすがに我に返らざるを得ませんでした。酒の席では先にべろんべろんに酔っぱらった者が勝つのと一緒です。
「……っていうか…実家に帰ったらどうだ?」
 ザックスがもっともなことを言います。クラウドとエアリスも激しく同意しました。

「クックック…実家だと?笑止!俺は選ばれし者!

 また始まってしまいました。いつどこで誰に選ばれたというのでしょう。自分にでしょうか。
 そのとき、一人の飛脚がやってきました。どうしてこの場所にセフィ太郎たちがいるのがわかったのかなどと考えてはいけません。出番が唐突すぎるとかいう突っ込みも却下です。
「ちわー、宅配のタークス便で〜す、と」
 名前はタークス便ですが別にタークスヴィンではありません。ヴィンセントじいさんはとっくにタークスをやめていますし、第一引きこもりっぱなしです。持ってきたのはどう見ても元ヤンくずれの赤毛の男です。
「セフィ太郎さんにお届けものです、と。ハンコお願いします、と」
 セフィ太郎はハンコなど持っていなかったのでとりあえずサインしました。昔から練習していた芸能人のような崩したサインで、当然芸名(?)である「セフィロス」と書いています。本名ではないのですが、飛脚はまったく気にせずそれを受け取り帰って行きました。やはり元ヤンは一味違います。

 セフィ太郎が包みを開けると、そこには母であるルクレツィアばあさん手作りのキビ団子が入っていました。ここでようやくキビ団子の登場です。桃太郎につきものなのにそういえば出していなかったと今頃気がついて慌てて出したのが見え見えですがまあ気にせずに。
 そしてキビ団子には、一通の手紙が添えられていました。






「セフィ太郎へ

 科学を超えて行け

       父より」







 ああ、何と熱い親の愛でしょうか!何だかんだ言いつつ結局単に寂しかっただけのセフィ太郎は、これにころりとやられてしまいました。
「父さん!母さん!今帰るよ〜〜!!」
 そう言うなりキビ団子を放り出して走っていってしまいました。
 取り残された三名は呆然としてしまいました。当たり前です。いったい何のためにこんな地の果てまで来たというのでしょう。
「あ、マテリア持って帰ろう……」
 やはり常識人のザックスは常識的な判断を下しました。売れば大金持ちです。
「私は母さんの形見があるからいいや」
 エアリスは欲がないのかマテリアの価値がよくわかっていないのか、あっさりしています。
「…………」
 クラウドはセフィ太郎が落としていったキビ団子をがつがつとむさぼり食っています。目がうつろです。時々むせて「ぐげ」とか言っています。
「おい、大丈夫かクラウド……」
「ぅあ…?……ぐげ。ムガググ」
 どうやら本格的にやばいようです。それもそのはず、キビ団子には防腐剤としてたっぷり魔晄が使われていたのですから。科学者の手作り料理は生体実験と同意語です。
「……じゃ、じゃあ俺こいつ連れて帰るから……」
 こうして、クラウドを背負ったザックスとエアリスは山を降りていきました。

 その後、一行はどうなったのでしょうか。

 エアリスは以前と変わらぬ花売りの仕事を続けています。
 ザックスは拾ったマテリアを売って大金を手に入れ、そのお金をもとにして会社を起こしました。
「何でも屋 ザックス商会」というその会社の事務所でクラウドは飼われています。会社の看板犬としてめざましテレビでも紹介されました。調子がいいときは鼻をきかせて失せ物を探したりするのですが、やばくてどうしようもないときは事務所の片隅でぶつぶつ言っています。そんなダメダメな様子がかわいいとOLに大人気です。

 セフィ太郎は……セフィ太郎は、相変わらずパラサイトシングルです。
 普通この年になると親が老いて大変なのですが、ジェノバを常食としているおかげでいつまでも若々しいので延々脛をかじっていても問題ありません。っていうかセフィ太郎までジェノバを食っています。どうやらジェノバを母親だと信じていたことすらきれいさっぱり忘れてしまったようです。さすが行くところまで行った人は都合のいいことしか覚えていません。
 というわけで、この一家は永遠にこのままでしょう。めでたしめでたし。

 *ヴィンセントじいさんはまだ寝ています。放っておきましょう。
posted by - at 18:05| Comment(1) | TrackBack(1) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

仮面ライダー響鬼「超える父」

わあ明日夢が積極的に行動してる!

嬉しいなあ。こういう具体的なエピソードが見たかったんだよ。悩む→アドバイス受ける→悩みが晴れる、というのが今までのパターンだったけど、今回はそこから更に進んで自分で行動してる。ラストのお母さんとのさりげない会話もいいなー。

んで桐矢の「父さん」発言の謎も解けましたね。
明日夢とは父のいない息子同士だけど、今までヒビキさんに「守り導いてくれる者」としての父親像を見ていた明日夢に対し、桐矢が求めていたのは自分が大人になるため超えるべき存在。今までの響鬼では大人から見た「こんな父親になりたい」という視点で描かれていたものが、息子視点で「こんな父親を超えたい」という方向にシフトした感じです。

で、今回の話を見て気がついたのは、今までの響鬼は「一人っ子の話」だったんだなあということ。明日夢の周囲は「見守り導いてくれる大人」ばかりで、「迷える息子」は明日夢ひとり。兄弟との絆や親の奪い合い=年の近い相手との絆や葛藤が描かれてこなかった。ここに来て桐矢という「兄弟」を得た明日夢を巡る物語、今後どう転がっていくのか楽しみです。

しかしなあ、正直今までの雰囲気の中でこういう話を見てみたかったなあ。足りないものを補ったら別のところが欠けた、という感じで何とももどかしいなあ。
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父と子と言えば、白倉氏のブログ見たんですが…大変だな…。

瀕死の預かり子(響鬼)を助けるために実の子(来年の企画?)を見殺しにしなければいけないらしい。どうも予算とスケジュールはかなり、いや相当苦しい様子。カッコウの雛を我が子ではないと知りながら育てる小鳥、みたいな状況か。

しかしそんなにまでして預かり子を救おうとする白倉父さんに浴びせかけられるのは、「子供から実の父を奪いやがって」「あんたに引き取られた子とはもう仲良くしない」という罵声。これで来年の企画が予算不足で打ち切られでもしたら

_| ̄|○「俺は今まで何をしていたんだーっ!」
(by馬)

…なことになりはしないかと心配だよ。まあ白倉父さんは馬と違って大人だけど…辛いな、大人はな…。

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